豊臣秀吉

私の幼少のころのあこがれの歴史上の人物は豊臣秀吉でした。理由は織田信長や徳川家康に比べて、どこか明るいイメージがあるからです。NHKの大河ドラマや正月特番などの時代劇で演じられる豊臣秀吉は、起用される俳優のイメージや演じ方もありますが、とにかく腰の軽い明るいイメージがあります。

私の中の大阪の地域と人情に対するイメージは、この豊臣秀吉のイメージが大きく影響しているのかもしれません。

そして豊臣秀吉亡き後の江戸時代も、この地は”天下の台所”と言われました。これも豊臣秀吉の時代、戦国時代をとおしてですが、そこで培われた経済観念というものが大きく寄与していると思われます。明治維新後に日本人が、ヨーロッパに先進文明と思い経済の勉強に行ったところ、むしろ大阪の米商人のほうが相場や先物取引など先進的で、学ぶべき点がなかったと言われています。

このように、現代では東京への一極集中の弊害が多くの面で叫ばれていますが、日本人は元来、場面、場面で適材適所的に臨機応変で柔軟に何でも対応してきています。今こそ、21世紀の諸問題にも、歴史を振り返り、豊臣秀吉と大阪を見つめなおす必要があると思います。

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